うさぎさんコース(およそ0才)のご紹介
「生まれてきてくれてありがとう」を伝えてみましょう!
0才の赤ちゃんは、
ママの笑顔、ママの声でゆったりと語られる音が大好きです。ママが読んでくれる物語は、「音を聞くことはこんなにも楽しいのよ」「素晴らしい世界にようこそ」というメッセージになります。
擬態語、擬声語、短く簡単で、繰り返される言葉を使って静かな環境で語り掛けてみてください。
この時期にどれぐらいたくさんの言葉を話しかけてもらったか、その量が将来の言葉発達に関係があるという研究がでています。赤ちゃんが興味のあることは何かな?と注意深く観察し、たくさん話かけましょう。
そしてくれぐれも、うるさい環境での読み聞かせや言葉を無理にまねさせることは避けましょう。
くまさんコース(およそ1才)のご紹介
「言葉を使うことは楽しい!」を初めて経験します。
1才になり、ようやく絵本に集中することができはじめます。
この時期に一番大切なのは一緒に本を見る楽しさを知ってもらうこと。赤ちゃんを膝にちょこんと載せて、顔にあたる赤ちゃんの柔らかい髪や香りを楽しみましょう。
絵本に集中できるといっても、ほんの少し。どんどんページをめくったり、ばんばんたたいたり、かみついたりします。それでも、赤ちゃんの注意を無理に引き付けるのではなく、赤ちゃんの注目しているものに気づくようにしましょう。
1才4か月以降からは特に単語の数が飛躍的に増えます。たくさんの名詞を使いましょう。8か月以降は会話のやりとりもはじまります。
赤ちゃんが生活の中で経験する内容のお話や、鮮やかな色がある絵本や繰り返されることば、擬態語、擬声語などの遊び言葉がでてくる絵本が大好きです。ゆったり、大きく、身振り手振りを使って語り掛けましょう。
きつねさんコース(およそ2才)のご紹介
「ねぇねぇ、あれなあに?」質問がたくさんでてきます。
2才になり、言葉だけで物事を理解するようになりますし、「それでね」「だからね」と文章をつなげることができるようになります。
ママはどんどん新しい言葉を使い、過去のことについてお話しましょう。日常のできごとをしっかり理解するのに役立ちます。
絵本はこれまでのものでも十分楽しめますし、少し長いものでも大丈夫です。絵は実物そっくりのものや細かく描きこまれたものがいいです。
何度もでてくる登場人物も大好きで、友達になることができます。
たくさん、お話したい子供の言葉や関心事をじっくり聞いた後に、いいたいことを補ってあげたり、ふくらませてあげましょう。
色や形、数字、文字を無理に教え込まないで、物語のなかで自然と登場した時に関心を持つのを待ちます。
絵本を読む時の時間は親子間の魔法の時、人生の中でかけがえのない時間になるでしょう。
りすさんコース(およそ3才)のご紹介
質問もたくみなコメディアンに変身しました!
ごっこ遊びも集団でできるようになり、ストーリー性がますます広がります。おしゃべりも交渉もお上手にできますが、一番大切なのはママやパパがたくさん聞いてあげること。
「いつも自分のいうことを聞いてくれる」、「見守ってくれる」という信頼感は本人の自信につながります。
言葉や文の理解は高いので、長さを気にせずどんどんお話し、たくさん遊びましょう。いつも遊びの主導権は子どもにあります。
日常生活に近い話も好きですが、空想力も幅広く発達していますので空想的な物語も楽しむことができるようになりました。
変わらず、繰り返しの文句とリズム、細かく丁寧に書き込まれた絵を好みます。
毎日一緒に絵本をみることが親子にとってますます大切な時間になります。
しかさんコース(およそ4才以上)のご紹介
4才になりました。もう会話の達人です!
相手によって話し方もかえれますし、長いお話もできます。
事実のみでなく、どう考えたかも話せます。あふれんばかりの空想が広がり、本やテレビでみた物語を演じることもできます。楽しい話はもちろんのこと、つらかったことも含めてたくさん会話しましょう。
本の好みもしっかりでてきていますが、言葉を時々間違えます。それでも正すのではなく、ことばをふくらませ、補ってあげましょう。
「一緒にお話すること、絵本をともによむ時間がとにかく楽しい」そんな幸せなお時間をぜひ過ごしてください。その楽しい思い出がお子様をながくお支えすることにつながります。